はじめに
ググってみると、マウスの持ち方やら動かし方で悩んでいる人は非常に多いようです。僕自身も夜も眠れないほど悩んだ時期があるので、気持ちはよくわかります。
僕はそんな中で様々な情報を集めていって自分なりに実践していく中で、自分の中では答えを発見したので、それを皆さんと共有したいと思います。
少々マニア向けというか、小難しい話になるかもしれませんが、FPS初心者の方にもできる限りわかりやすく伝えられるように書いていきます。
もちろん個人の一意見なので間違っている可能性もあるという点はご了承ください。
また、どうやら一つの記事を長文にした方がグーグル先生は上位表示してくれるそうなので、読む気が失せるかもしれませんが一つの記事にまとめています。
→やっぱり利便性重視で分けます
支点の話
まず一番初めにお話しするのは、マウスを扱う際の支点の話です。支点というとなんだかよくわからないかもしれませんが、体のどこの部位を起点にマウスを動かすかという話です。
例えば手首支点であれば、手首を机に固定し、そこを起点に操作するという意味ですね。
なんでこんな話をするかというと、支点というのはマウスを動かす際の精度に大きく関わってくる非常に重要な概念で、センシの設定とも密接な関係があり、支点が変わるだけでエイム力も大きく変わってくるからなんですね。
センシについては、以下の記事も参照してください
支点は5つ
ある程度調べている方ならわかっているかもしれませんが、一般的に支点は手首、肘、肩の3点があるといわれています。
例えばこのKUNさんの動画なんかでも3支点で語られていますね。
とはいえ実際のところは3支点だけで語ろうとすると誤解が生じる場面があると思うので、このブログではもう少し細かく、5つの支点があるという前提でお話ししていきたいと思います。
具体的には、指、手首、前腕(肘)、肘、肩の5つです。
以下、それぞれ解説していきたいと思います。
指支点
まず指ですが、これは後に解説するマウスを指だけで支えるつまみ持ちをした時の話になります。マウスを指だけで支えるため、指だけでマウスを自由に操作することが可能です。横の可動範囲は非常に狭いので、実質手首といえば手首です。
手首支点
全世界で最も使用ユーザー数が多いのがこの手首支点でしょう。FPSゲーマーでも手首支点が最も多いと思います。手首をマウスパッドに固定し、振り子のように左右に動かします。指の次に精度がよく、一般的に指支点と手首支点を合わせて『手首エイム』と呼びます。
前腕支点、肘支点
手首と肘の間の前腕部を机の縁に固定してそこを起点に左右に振るのが前腕支点、肘を固定して操作するのが肘支点です。
とはいえ前腕を机の縁につけていたとしても前腕を起点にエイムをしている人はほとんどおらず、実際は空中に浮いている肘を支点に動かしているので、肘は空中にあるけど肘支点で動かしている状態を純粋な肘支点と区別するために前腕(肘)支点と呼ぶことにします。
一般的にこの2つを合わせて『肘エイム』と呼んでいます。
肘という可動域の大きな部分を起点にしている為、手首に比べ精度は劣りますが、大きな動きを素早く行うことが可能なので、ローセンシプレイヤーには必須の支点になります。
肩支点
肩を起点にエイムする方法ですが、大きな動作ができる代わりに操作が非常に大味になってしまう為、ネタ並みのローセンシプレイヤーしか使う必要はないと思います。
一般的に肩を起点とするエイムを『腕エイム』と呼びます
色々書きましたが、現実世界のマウス移動の正確さは、指>手首>肘(前腕)>肩の順になっていると覚えておいてください。
全員手首エイム使え
ここで皆さんが気になるのは、一体どのくらいのセンシならどの支点を使えばいいのかという話だと思います
上記のKUNさんの動画ではセンシごとに推奨の支点が変わっていますね
でもこれ、僕は大きな間違いだと思っています
僕の主張は、『基本はどのセンシも手首エイム』です
以下、理由を説明していきます
まず、最も精度がいいエイム方法は手首エイムである以上、精度が要求されるハイセンシプレーヤーが手首エイムを使用するのは当然ですね。
問題はここからセンシを下げていった場合ですが、センシを下げるというのは、ゲーム上のポインタの精度を上げるという行為です。そして、支点を手首から肘、肩に変える行為というのは、現実のマウスの移動精度を下げるという行為です。
これ、どう考えてもプラマイゼロですよね。せっかく精度を上げたのに下げては意味がありません
せっかくセンシを下げたのであれば、ハイセンシの時と同じ手首エイムを使用しないと、全く意味がないということです
知恵袋で、『せっかくローセンシにしたのにむしろハイセンシの時よりエイムがぶれてしまいます。なんでですか?』という質問を見たことがありますが、これは間違いなく精度がいい手首エイムから精度が悪い肘エイムに変えたことで、ローセンシにしたことによる精度上昇より、支点変更による精度低下の影響のほうが強く出たパターンです。
人によるというのはもちろんですが、KUNさんの推奨センシの指標はかなりテキトウだと思います。
日本のFPS界でトップクラスの実力者であるRumadさんは、振り向き21cmですが、ほぼすべて手首エイムで、肘はほとんど使わないと言っています。
更に、ADSセンシ60cm近いBreaKも、エイム時は手首支点で操作しているのがわかります。
また、元クロスファイア日本王者、現Detonatorのオーバーウォッチ部門であるdelave選手は、このようにブログに書いています
私は当初腕を浮かして操作していましたが、e-stars Seoul 2010後に手首固定に変更してます。
実際に見た有名選手の動かし方を参考に、
デスクトップの操作で両者を比較してみて思い立ちました。
ローセンシのまま手首固定に変更したので、
慣れるまで時間がかかり、安定しませんでしたが、
今では間違いなく変更前よりAIMが良くなり、安定していると感じております。引用元http://drnel.blog117.fc2.com/blog-entry-53.html
ローセンシは腕や肘を支点にしなければいけないと、トップレベルのプレイヤーであっても思い込んでいることもあるんですね
ローセンシで手首支点だとめっちゃ操作大変じゃね?
もちろん、ローセンシなのに全ての操作を手首支点で行えと言っているわけではありません
あくまで、エイム等繊細な操作が必要な時は手首を使うということです。Breakの動画を見てもわかりますが、普段の移動や大きく操作するときは肘を大きく振って動かしていますよね
手首エイムと肘エイムを組み合わせることで、ローセンシの精度のよさを享受し、視点移動が遅いというデメリットを克服しているわけです。
色々書いたけど、あんまり深く考える必要はない
そもそも手首エイム、肘エイムと分けていますが、これらって基本的に同時に使われるものであって、どちらか一方だけを使うわけじゃないですよね。ローセンシプレーヤーであっても、手首エイムを使いますし、ハイセンシプレーヤーであっても肘を使うこともあります。
この辺を凝り固まって考えると、支点難民になってしまうので、あまり深く考えない方がいいでしょう。
支点編まとめ
・とりあえず基本は手首エイム
・あんまり考えすぎない
補足
ありがとうございます!!
— Seria (@seria77777) 2018年4月28日
おそらくですが、肩幅を狭くとっているのではないでしょうか
肩幅を狭くとると、自分の体幹の体重が腕に乗ってしまいます
肩幅を広めにとることで、腕への重力が軽減されスムーズに動かせるようになります #peing #質問箱 https://t.co/tgywzQHzkf pic.twitter.com/s9wuUKrwLn
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