Life for Games.

 デバイスマニアのFPSゲーマーが『理屈から攻める』をモットーにFPS上達法や勝つためのゲーミングデバイスの選び方、おすすめデバイスの解説をさせていただきます。目標は、体系化されたFPS上達理論を示しハード問わず日本人のFPSプレーヤーの実力を底上げすることです!

FPSに必要なエイム力とFPSゲームの本質【おまけ:競技エイミングの話】

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はじめに

今回は、ちょっと気になっていることについてお話したいと思います

元々私のブログでは、FPSに必要な能力をいくつかに分解して、それぞれの上達法を書いていく予定でした(一応今もそのつもりですが)

ただ、ブログを見てくれている方はわかると思いますが、今の所ほとんどがエイムに繋がる記事じゃないかと思います

これには理由があります

それは、エイム力というのは、『初心者=あんま強くない人』を『中級者=人並みにできる人』に引き上げる為に最も手っ取り早いスキルだと私は認識しているからです

そういうわけで、とりあえず最初のうちにエイム関係だけでも書いているんですね

本質を見失うな

そんなわけもあってか、私のTwitterをフォローしてくださっている方もかなりエイム練習について真剣に考えている方が多いようです

私は暇な時は割とTwitterのタイムラインを眺めているのですが、エイム、ボット撃ちとかなりの人が呟いています

一日数時間欠かさず練習している人もざらですし、皆真剣に考察していてゲーム充してんなと日々思っています

ただ、そんなみなさんに一言だけ言いたいことがあります

エイム力だけ鍛えても意味ねえぞ!!!

今日の記事の論旨はこれに尽きます

いや、エイム練習すること自体はほんとに素晴らしいです

ただ私が見ている分には、どうも『エイム力を上げること』自体が目的になっている人が多いような気がしているのです

これは決して特定の人の事を言っているわけではなくて、似たような状況に陥っている人が結構いるんです

皆さんがエイムを練習する目的はなんでしょうか。エイムがうまくなる為じゃないですよね。

『FPSがうまくなる為』ですよね

ハッとした人もいるかもしれません

エイム練習に限らずですが、練習をするからにはそこに必ず目的があるわけです

みなさんが今している練習が、本当に上達に繋がっているか、考えたことはありますか?

とある目的の為に頑張ってたら、いつの間にか頑張ること自体が目的になっていて本質を見失ってしまうことって色んな分野でよくあることなんですよ

今一度、自分に必要なものは何かよく考えてみてくださいね

重要なのは実戦を通して学ぶことです

実戦を通して、『なぜ負けたのか』『どうすればもっと完璧に勝てたのか』から逆算していって、『俺にはこの能力が必要だ』と思ったものを練習してください

効率性を重視する

別にこれはエイム力に限った話ではないのですが、今回はエイムに的を絞って考えたいと思います

確かに、エイム力はあればあるだけ絶対損はしません

ただ、エイム練習が上達に影響を与える段階って普通に終わりを迎えるんですよ

雑ですがグラフで表すと、こんな感じ

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経済学では、何か生産する時に一つの資材だけ増やしまくっても、一定ラインを超えたら一つの資材から生み出せる価値が減るよっていう法則があるのですが、そのグラフと同じです

基礎的な練習って、超重要なんですけど一定ライン超えたら上達への寄与度がなくなっちゃう段階が来るんですよね

重要なのは効率性です

経済学で効率性と言えば、有限の資源をいかに無駄なく分配できるかという意味をもちますが、練習でも同じことです

時間と体力というリソースをいかに無駄なく分配するか、これを意識しなければなりません

もちろん人間は衰えるので、一定レベルを維持する為に練習を継続することは重要ですが、そこを突き詰めることが効果的かというと、それは絶対に違うのはわかると思います

FPSに必要なエイム力の基準とは

ここで重要になってくるのは一定レベルの定義で、その基準によって話は大きく変わってくるわけですが、

私としてはエイム力は効果的でなくなる段階が早い部類のスキルだと思っています

裏を返せば、比較的短期間で一定レベルを超えることができるということです

私が考えるFPSに必要なエイム力の基準は

『画面内にいる敵に常識的な速さでエイムを合わせられる』レベルだと思います

よく見かける的当てゲーのような、小さな的に高速で連続で当てるような①正確さも②速さも③認識力も必要ないです

誤解を恐れずに言えば、FPSに置いて高度なエイム力は必要ないのです

FPSに高度なエイム力が必要ない理由

それはなぜか

①正確さ

的の大きさとはすなわちエイム時の誤差が許される範囲ですが、自分のやっているゲームやプレイスタイルで出会う敵の大きさを想定し、その範囲内にエイムが収まれば十分です。ある程度の誤差は許容されます。むしろ豆粒のような敵を倒す必要があるような状況に頻繁に身を置いているのだとしたら、見直す部分はエイム力ではないはずです

②速さ

エイムの4段階の記事で述べたとおり、エイムとは予測、修正、視認、トラッキングで成り立っているわけですが、エイムの本質の部分は予測です。予測が合っていれば修正は必要ありません。つまり、そこにスライドさせる為の速さも必要ありません。どれだけエイムの速さを突き詰めようと、敵の予測がこちらを上回っていれば勝てません。

③認識力

これも速さと同じで、予測がずれていなければ複数の的を見る認識力も必要ありません。そもそも、複数の敵を同時に視認しなければならない状況にいることに違和感を覚えてください

撃ち合い理論で述べましたが、撃ち合いの基本は敵からの射線を一つにすることです。逆に敵からの射線が2つ以上あって勝てたのならそれは敵が弱いだけです

エイムに頼るな

総括すると、『高度なエイム力に頼らないと勝てない状況』に身を置いている時点で終わってます

反射やエイム力だけで勝負に出るのは、思考を無視したただの運ゲーです

人それぞれであるという前置きはしますが、そういう人はFPSのおもしろさを微塵もわかっていないなと私は思いますし、そもそも強くないです

レベルが上がるほどエイム力の持つ意味はなくなる

クラン戦をやっている人ならわかると思いますが、試合のレベルになってくると全員野良鯖なら1位を連発するような奴ばかりなので、エイムがいいなんて当たり前です

そういう奴しかいない中に放り込まれたとき、多少エイム力が高かろうがなんの役にも立ちません

少し予測がずれれば負けるし、例え一人目に勝ててもそのカバーにやられます。正対した二人を同時に相手にすることなんて万が一にも不可能です

徹底した作戦の共有、全ての情報を駆使した思考の読み合い、そういった部分がFPSの本質だと私は思います

エイムが良ければ勝てる、そんな風にFPSはできてません

エイムゲーをesportsとして捉える競技エイミングの話

ここまで読むと、お前はエイムゲーを批判しているのかと思われるかもしれませんが、決してはそうではありません

極端なエイム力の追求はFPS上達においては非効率性という意味で批判しましたが、エイム力を追求すること自体に価値を見出すことは決して否定していません

むしろ、最近のエイムゲー関連の盛り上がりには個人的にかなりワクワクしています

ここで、競技エイミングについて紹介しましょう

競技エイミングとは、エイムゲーをFPSの練習の為だけのものではなく、それ自体を一つの競技としてみなそうとpleasewait様が作った造語です

pleasewait様Twitter

ρℓɐǝ↯єωαǐ✛ (@m_plzw) | Twitter

(私と違って非常に参考になるTweetが多いので、ぜひフォローしてみてください)

競技エイミングの詳細は、彼のブログ記事を御覧ください

pleasewait.hatenablog.jp

身体能力を上げる為のものと考えられていたウェイトトレーニングから、体そのものの美しさを競うボディビルが生まれたように、FPSから競技エイミングが生まれるのは必然なのかもしれません

100走の選手が0.01秒を縮める為にストイックに練習する姿には美しさがありますが、競技エイミングはそれに匹敵するものがあると私は思います

同じ陸上選手にも得意不得意があるように、FPSゲーマーにも生まれ持った性質によって得意な部分や好きな部分は異なるでしょう

FPSゲーマーの総数を考えると、これから競技エイミングは確実に伸びていく分野だと思います

esportsはこれからどうなっていくのか、非常に楽しみですね

http://blog.hatena.ne.jp/fps7777777/fps7777777.hatenablog.com/config/design/detail#tab-customize-touch